栄養クリニック

食育
食育とは、明治時代の医師、薬剤師であった「石塚左玄」が作った言葉です。石塚は、「食」を通して病気を治療と予防を行う「石塚食療所」を故郷の福井県に開設し、活動したことで知られています。
 

現代においては新たな理念を加え、「食育基本法」という法律が2005年に成立しました。この法律では、「食育とは、生きるための基本的な知識であり、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの」、とされています。すなわち「食育」とは、人が生涯を通じて健全な食生活の実現や食文化の継承、健康の維持が図れるように、自分自身の食について考える習慣や、食に関する様々な知識と、食を選択する判断力を正しく身に付けるための学習等の取組みを指しています。これは、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化、食ができるまでの生産過程についての総合的な教育のことです。
 

私たちはこの「食育」という理念を、妊娠、出産を通して身につけて頂きたいと考えます。それは、家庭のなかで「母親」は食をになう中心人物であるからです。母親の提供する食事や食に対する考え方は、次世代に受け継がれて行きます。妊娠期間中はこれまで身につけた「食」に関する考え方を見直す、大きなチャンスです。当院では、みらい助産院のキッチンルームで定期的に「妊婦さんのためのお料理教室」を開催し、妊娠期間中に積極的に管理栄養士と関わる機会を設けております。栄養学のプロである管理栄養士と接することで、食育の正しい知識と情報を得ることができ、保護者としての食育における役割が理解できるものと思います。
 

妊娠中の方
妊婦さん全員に妊娠12週で栄養相談を行います。妊娠中に必要な栄養(葉酸・ヘム鉄など)のとり方や食事や体質のチェックをして、体重の管理や気をつけたいことなどをアドバイスしていきます。妊娠中の体重管理はとても重要です。個々で異なりますが、体重が増えすぎるとお産が難産になったり、赤ちゃんが巨大児になったりします。反対に体重の増加量が少ないと低体重児が生まれたり、早産などのリスクが高まったりします。

当院ではフードスケール(院長特許取得済み)をお渡しして、妊娠中の体重増加が個別に分かるようしております。

 

フードスケール

 

16週で食物摂取頻度調査(DHQ-BOX)を行い、食事の栄養バランスをみます。20週でその検査結果を返却し、アドバイスをします。貧血や便秘など妊娠中の悩みにもお応えしております。より良い食生活を考えるきっかけになればと思います。

また、体重管理アプリが出ましたので、ご利用ください。
 

個別対応
妊娠糖尿病・妊娠高血圧・そのほかの持病など、気になる症状がある方は、個別にサポートしていきます。
入院中にも管理栄養士がメニューのチェックや病室での食事の相談などに応じております。
 
糖尿病に関する講演
2018/10/21(日)に「CDE-chibaフェスティバル2018」にて、
「当院における妊娠糖尿病の管理と食育」というテーマで当院の管理栄養士が講演を行いました。

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