院長あいさつ・理念

院長紹介

院 長
茆 原 弘 光
Hiromitsu CHIHARA
 
<資 格>
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
千葉県医師会 母体保護法指定医師
厚生労働省 麻酔科標榜医
日本医科大学 連携講師
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法インストラクター
日本臨床栄養学会 栄養指導医・評議員
NPO法人母子栄養懇話会 理事
日本ソフロロジー法研究会 認定指導医

施設資格

2016年 東京女子医科大学八千代医療センター 専門研修連携施設

2017年 日本医科大学臨床医学教育協力施設

2019年 母体保護法指定医師研修連携施設(国際医療福祉大学成田病院)

経歴

1995年 日本医科大学医学部卒業 日本医科大学産婦人科学教室入局

2000年 米国カリフォルニア州 ロマリンダ大学胎児生理学教室留学

2000年 日本産科婦人科学会専門医

2003年 医学博士

2007年 日本医科大学千葉北総病院 麻酔科研修医

2010年 麻酔科標榜医(麻第26463号)

2011年 みらいウィメンズクリニック開院

2015年 医療法人社団愛弘会開設

2015年 みらい助産院開院

院長あいさつ

当院は2011年12月に印西市の牧の原駅南口に開院し、これまでに約7200名の新しい命が「みらい」へ旅立って行きました。開院してからの11年間、私たちは患者様主体の医療を中心にすえて、地域医療と防災対策の2つの課題を掲げて医療活動を行なってまいりました。私たちはさらにこれらの課題をもう一度見直し、新鮮な医療サービスを提供できるように努力致します。
 

地域医療
2022年度の外来患者総数は25017名、1日平均外来患者数は81名でした。内訳は約60%が妊娠に関する診療、25%が子宮がん検診を含む婦人科診療、15%が不妊症診療です。
妊娠に関する診療は妊婦健診が中心で、内分泌内科専門医による、妊娠糖尿病や甲状腺疾患の合併症を持つ患者さまのフォローアップもしております。婦人科診療では子宮がん検診を中心に子宮卵巣の腫瘍や、月経不順、月経困難症、過多月経など、月経にまつわる諸疾患の診療を行なっております。特にHPV(ヒトパピローマウィルス)を原因とする子宮頸がんの診断に関しては、約1300名の印西市がん検診、180名の精密検査を行ないました。必要な患者さまには、随時地域の連携医療施設への紹介を行なっております。不妊症の診療では、女性不妊症および不育症の診断と治療を行なっております。基礎体温の指導、ホルモン検査、抗体検査、卵管通水検査など基本的な検査をもとに女性不妊症や不育症の原因検索を行います。タイミング指導から人工授精までの治療を行なっております。高度生殖医療での治療が必要と判断された患者さまや、男性不妊症が疑われる患者さまは、近隣の医療連携施設への紹介を行なっています。
患者さまに寄り添うことで、期待される医療を知り、それを提供できるように努力することができますが、同時に地域に必要でありながら、皆様が気付いていない医療もございます。私たちは地域情報誌を通して、地域に必要な公衆衛生・母子保健に関する情報発信も行なっています。
 

防災対策
東京湾北部地震や茨城県南部地震などの首都直下型地震、南海地震、東南海地震など、東日本大震災に匹敵する巨大地震の発生が危惧され、防災対策は大変重要な課題です。私たちは、災害時に患者さまや職員を守り、また、医療活動の継続という社会的責任を自覚し、日頃から災害に備えています。設備としては、非常食や防災グッズの保管を行う防災倉庫をはじめ、非常用電源、ライフラインベンダー(緊急解放備蓄型自動販売機)、災害時優先電話等を整えております。昨年度は防災対策をさらに進めるため、地域の情報誌やホームページ、みらい健康まつり地域の産婦人科関連研修会などで、患者様にも広く防災意識の啓発を行ってまいりました。令和元年以降も、引き続き行政の防災対策部署や保健センター、地域の基幹病、医師会などと協力して防災対策の拡充を図ってまいります。
 

児童虐待防止
核家族化や地域のつながりの希薄化等により、地域において妊産婦の方やその家族の方を支える力が弱くなっており、妊娠、出産及び子育てに係る妊産婦の方等の不安や負担が増えていると考えられます。このため、地域レべルでの妊娠・出産を経て子育て期に至るまでの、切れ目のない支援の強化も重要な課題です。
平成29年4月の母子保健法改正により、全国市町村に「子育て世代包括支援センター」の設置が努力義務化されました。「子育て世代包括支援センター」とは、妊娠期から子育て期に渡るまでの切れ目のない支援のための拠点となります。地域の実情に応じて、産前・産後サポート事業、産後ケア事業等を実施し、妊産婦等を支える地域の包括支援体制を構築し、児童虐待を防止することが目的です。
印西市でも2017年度から子育て世代包括支援センターをイメージした支援体制づくりに向け検討が始まっています。当院は妊娠・出産に関わる医療機関として2015年にみらい助産院を開院し、印西市をはじめ、我孫子市、鎌ケ谷市、佐倉市、八千代市など近隣自治体の産後ケア事業のお手伝いをしてまいりました。今後はさらに踏み込んだ妊娠・出産・子育て支援に関する医療の提供を行ってまいります。
 
 みらいウィメンズクリニックの「みらい」は、私たちの病院で誕生する赤ちゃんの「みらい」を示します。そしてその赤ちゃんのお母さん、お父さん、ご家族の「みらい」も示します。さらには地域の皆様の「みらい」、働くスタッフとその家族の「みらい」でもあります。みらいウィメンズクリニックを取り巻く人々の「みらい」が明るく、健康であることが地域の活性化につながり、新しい令和時代の「みらい」へとつながるものと希望しております。
 

令和5年6月22日

医療法人社団愛弘会

みらいウィメンズクリニック

みらい助産院

理事長 茆原 弘光

 

たまごのロゴマーク

当院のたまごのロゴマークは、日本デザインセンターに依頼し、制作して頂きました。
大きなたまごの中に、3つのたまごが重なって出来ています。
お父さん、お母さん、赤ちゃん。
そして重なりで出来た髪の毛の部分に見つめあう顔が2つ見えるでしょうか。
制作時に、新しい家族を迎えつつあるデザイナーの実体験による気持ちが現れています。
暖かい卵のマークに包まれて皆様とふれあう事が出来たらと思っております。

 

理念

みらいウィメンズクリニックは、患者さまを主体とした医療の提供と安全・安心・快適な医療環境の構築を目指します。

理念達成のための基本方針

1. エビデンスに基いた医療と確かな医療安全を提供するために、常に最新の医療情報の収集・習熟に心掛け、その実践に努力します。
2. 安心な医療を提供するために、「患者さまの権利」を尊重し、患者さまを中心に医療スタッフが連携して医療を行う「チーム医療」を実践します。
3. 快適な医療サービスを提供するため、医療スタッフの身だしなみ・接遇、施設内設備の清掃・衛生管理を徹底し、診療待ち時間などの医療提供システムの改善・改革を常に心掛けます。

患者様の権利

医療は患者さまと医療スタッフとの信頼関係で成り立っております。
みらいウィメンズクリニックでは、全ての患者さまに次の権利があるものと考え、これらを尊重した医療を行います。

1.良質で安全な医療を公平に受ける権利。
2.個々の人格や価値観が尊重された医療を受ける権利。
3.診断と治療に関する充分な説明と情報提供を受ける権利。
4.自由意志に基づき治療を選択する権利。
5.他の医療機関でも診療を希望する権利。
6.プライバシーが尊重され、医療上得られた個人情報が保護される権利。

患者様の責務

良質な医療を実現するため、みらいウィメンズクリニックでは次の責務を患者さまに希望致します。

1. 自身の健康状態や過去に受けた医療について、できるだけ正確な情報を医療スタッフにお伝え下さい。
2. 治療中に病状の変化や問題が生じたときには、速やかに医療スタッフにお伝え下さい。
3. 良質な医療を受けるため、また他の患者さまの権利を守るため、定められた諸規則を守って下さい。
4. 医療者の育成にご理解のうえ、積極的な医療への参加をお願い致します。

チーム医療

チーム医療とは、医療環境モデルのひとつです。医師、看護師、助産師、臨床検査技師、管理栄養士、医療クラーク、看護助手、全ての医療スタッフが、お互い対等に連携することで患者さまを主体とした医療を実現しようというものです。
出産や治療など、医療における患者さまの目標達成には、患者さまご自身の積極的な参加と、医療スタッフとの信頼関係が必要不可欠です。チーム医療では、患者さまはチームの一員として中心に位置することになります。
みらいウィメンズクリニックは、患者さまが主体的に医療に参加できるように、理想的なチーム医療の実現に最善の努力を行います。

スタッフへのクレド(信条)

1. みらいウィメンズクリニックは、患者様主体のチーム医療サービスを提供する上で、「スタッフ」こそが最も大切な資源と考えます。
2. みらいウィメンズクリニックは、お互いを信頼・尊敬し、常に誠実・高潔であり、決意と感謝の気持ちを持ち続けるスタッフこそ理想と考えます。
3. みらいウィメンズクリニックは、スタッフ個人とクリニックのために、個人の多様性を尊重し、持てる才能を育成し、最大限に伸ばします。
4. みらいウィメンズクリニックは、スタッフ個人のこころざしを実現し、個人とその家族が充実した生活を深められるような職場環境を育みます。
  ページトップへ戻る