入院について
[目次]
入院期間(母乳育児・過ごし方・指導・赤ちゃんの検査など)
面会
分娩費用
病院にあるもの
入院施設案内
入院中のお食事(お食事のこだわり・栄養バランス・地産地消など)
出産プレゼント
赤ちゃんのために(新生児聴力検査・SIDS予防・ビタミンK2シロップなど)
入退出システム
入院期間
経膣分娩 出産日を含めて5日間
帝王切開分娩 手術日含めて7日間
※ 初産婦・経産婦共通です。
母乳育児
当院は、母乳育児を推進しています。
赤ちゃんとお母様がより良い状態で授乳ができる様お手伝いさせていただきます。
ゆっくり・ゆったり授乳を楽しみましょう。
入院中の過ごし方
まずはお母様の体調やご希望を第一優先とさせていただきます。
ゆっくり休みたいときや体調が優れない場合はこちらで赤ちゃんをお預かりいたしますので、遠慮なくお申し出ください。
入院中の指導
・沐浴指導
・授乳指導
赤ちゃんの検査
・新生児聴力スクリーニング
・先天代謝異常の検査
入院時の持ち物
・診察券
・母子手帳
・保険証、印鑑
・必要な書類
(1)入院証書
(2)分娩予約金の領収書
(3)陣痛促進剤使用に関する同意書
(4)胎盤同意書
(5)胎動カウント表
(6)無痛希望の方→麻酔同意書、麻酔問診票
(7)帝王切開予定の方→手術同意書、麻酔同意書、麻酔問診票、輸血同意書
(8)保険などに関する書類(必要な方 出産後でもかまいません)
・筆記用具
・授乳用のブラジャー 必要な枚数
・産褥ショーツまたは生理用ショーツ 3~4枚
・身体を洗うタオル、ヘアーブラシ、洗顔、化粧水、乳液(必要な方)
・パジャマのズボン、カーディガン(必要な方)
・不織布マスク
・マイコップ
入院について(持ち物・面会時間など)の詳しいお話は、
マザークラスにて説明しております。是非、ご参加ください。
入院の荷物を減らすために、必要なもののほとんどがクリニックに準備してあります。(入院費用に含まれています)
退院に必要なもの
・退院時の赤ちゃんの服・肌着
・おくるみ(必要な方)
・チャイルドシート(お車の方)
面会
面会時間
15時~20時
面会いただける方
ご家族(両親・義両親)・患者様のお子様
※分娩当日は患者様の身体を休めるために、
なるべく少ない人数で、短時間での面会となるようお願いいたします。
翌日以降は、30分以内の患者様が疲れない時間で、お部屋でお願い致します。
※安静を目的(切迫など)に入院している分娩前の方は、
デイルームでの15分程度の面会と致します。
※感染症の流行状況によっては、面会を中止することもあります。
分娩費用
こちらをご覧ください。
病院にあるもの
・お産セット(産褥ナプキン/産褥ショーツ2枚など)
・入院中のパジャマ・バスタオル・フェイスタオル・ティッシュ
・シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ドライヤー
・歯ブラシ・歯磨き粉
・入院中の赤ちゃんの肌着・オムツ・おしりふき類・ガーゼ
・テレビ・冷蔵庫(無料)・湯沸かしケトル(個室のみ)・時計・アロマランプ・円座・授乳クッション
入院中のパジャマ・バスタオル・フェイスタオルは毎日お取替えいたします。
他に必要な物がございましたら、ご自身でご用意ください。
入院施設案内
各部屋にテレビ(無料)・冷蔵庫(無料)・洗面・トイレがついています。
Wi-Fiを無料でご利用いただけます。
満室の場合には、病室のご希望に添えない場合もございますので、ご了承ください。
[病 室]
9部屋:トイレ付個室/4部屋:シャワー・トイレ付特別個室/1部屋:大部屋:3ベッド
[陣痛室] 2部屋:トイレ付個室
[LDR室] 1部屋
個室(シャワー無)
個室(シャワー有)
共有シャワー室
陣痛室
LDR
手術室
入院中のお食事
当院のお食事のこだわり
当院では出産を控えた妊婦さん、出産を終えた皆様へこだわりを持ってお食事を提供させて頂いております。和洋折衷学んだ経験豊富なベテランシェフ、洋食やスイーツが得意なパティシエ経験のある専属シェフ2名が在籍しており、患者様に喜んでいただけるよう日々腕を振るっております。当院の管理栄養士が栄養バランスなどにも配慮しながら、見た目も味も満足いただけるお食事作りを目指しております。
・栄養バランスに配慮しています
妊娠中、出産後は、多くのエネルギーを必要とします。特に、からだを作る栄養素であるたんぱく質をしっかり摂っていただくために、主菜にはお肉+お魚料理の2品を提供しています。妊娠中の合併症予防のために塩分は控えめに、出汁を活かしてやさしい味付けを心がけています。また産後のエネルギー補給として3時のおやつも提供させていただいております。
<お料理>
<おやつ>
・地産地消を大切にしています
出荷時期の夏~冬の限定ではありますが、印西市の農家「伊藤苗木」さんで獲れたお野菜を使用しています。土からこだわって作られたお野菜は味が濃く患者様にもとても好評をいただいております。
・季節の行事食
四季の変化や日本の文化を入院中も味わっていただきたい…という思いからシェフのこだわりが詰まった行事食を提供しています。毎月の行事を大切にしつつ、行事が少ないときには、豊富な種類のおかずが嬉しい「松花堂弁当」や「ワンプレート朝食」などを定期的に提供し、楽しんでいただいています。
ひな祭り膳
クリスマスランチ
ハロウィン
松花堂弁当
・お祝い膳
当院では出産のお祝いの気持ちを込めて、お祝い膳を用意しております。本格的なコース料理でシェフが心をこめておもてなしいたします。忙しい赤ちゃんとの生活が始まる前に、ゆったりと食事の時間をお楽しみください。
<前菜・スープ・魚料理・パン2種>
<肉料理・サラダ>
<デザート・紅茶orコーヒー>
・患者様の声
当院では退院時にアンケートにご協力いただいております。ごく一部ではありますが当院で分娩された方々のお声を掲載させて頂きます。
・上の子の時にもお世話になりましたが、今回も毎回楽しみな時間でした。味はもちろん、色々なものを食べられて幸せな時間でした。配膳の方もとても丁寧でした。(U様)
・お肉、お魚と毎日栄養が考えられていてとても美味しく頂きました。(T様)
・とても美味しい。野菜や魚、和風、雑穀米などが好きなのでメニューを見て楽しみにしていた。味付けも優しくて盛り付けも彩り豊かでここにして良かった。普段のご飯もインスタにアップしてあると嬉しい。(匿名様)
出産プレゼント
・ 当院オリジナルの足型(たまごマークにくりぬかれた手帳型、紙や縫い糸はオリジナルです)
・ ホットマン株式会社(Hotman)で作ったオリジナルのバスタオルとハンドタオル。
(ホットマンのマーシャシリーズにたまごのマークを刺繍、やわらかい使い心地と耐久性で長く使われている品物です)
・ 桐箱入りの臍の緒入れ
赤ちゃんのために
【新生児聴力検査】
聴覚障害は、
早期に発見され適切な支援が行われた場合には、聴覚障害による音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることから、その早期発見・早期療育を図るために、全ての新生児を対象として新生児聴覚検査を実施することが重要です。全世界の1000人に1~2人の赤ちゃんが両耳の難聴を持って生まれてきます。赤ちゃんの難聴は、コミュニケーションやことばの発達などに大きく影響を与える場合があります。新生児聴覚スクリーニングは、生まれつきの難聴を早期に発見し、できるだけ早い時期から専門的な療育を開始するために行われています。
検査の方法
聴神経難聴スペクトラム(ANSD)では、内耳機能は正常又は正常に近いため耳音響放射検査(OAE)ではパス(反応あり)となるものの、聴神経機能は異常であるため自動聴性脳幹反応検査(AABR)ではリファー(要再検)となります。このため、初回検査及び確認検査は自動聴性脳幹反応検査(AABR)で実施することが望ましく、当院では自動聴性脳幹反応(AABR)にて検査しています。
入院中に赤ちゃんがぐっすり寝ている時に検査を実施します。タイミングが合わない場合は、退院後に実施となります(再検査まで行います)。
要再検(refer)の場合
一次検査や二次検査で要再(refer)という結果が出たとしても、すぐに難聴と確定されるわけではありません。詳しい検査が必要ですので、必ず次の検査を受けてください。
パス(pass)の場合
今後の成長過程で、進行性難聴や後天性の難聴を発症する場合もあります。また、幼児期には中耳炎による聞こえの問題も多く起こります。裏面のチェックリストなどを参考に、各段階でチェックしてください。
精密検査で難聴の診断が出た場合
難聴は、早期から適切な療育・教育を受けることが大切です。精密検査を受けた病院から、必ず専門機関の紹介を受けてください。
検査や療育・教育についてのご相談は
検査や療育・教育についてのご相談は、各市町村の保健センターなどでもできます。
「新生児聴覚検査(新生児聴覚スクリーニング検査)を受けましょう」(千葉県ホームページ)に詳しい情報が記載されています。
【SIDS予防】
当院では、入院中の赤ちゃんのSIDS(乳幼児突然死症候群)予防のため、全員の赤ちゃんのコットに「体動センサ」を装着しています。SIDSとは、元気で何の異常もなく育っていた赤ちゃんが、ある日睡眠中に呼吸が止まって突然死亡する病気です。平成25年厚生労働省発表によると、日本でも平成24年に全国で152人の赤ちゃんがSIDSでなくなっており乳児(0歳)の死亡原因の第3位となっています。これは出生数1000人に対して0.5人の発生頻度に相当します。
SIDSは男の子の方に発生率が高く、出生時の体重は2,500グラム未満、妊娠期間も36週未満、双子や第3子以降に多いことがわかりました。時期的には12月から5月、時刻は早朝4時から午前中に発生しやすくなっています。うつぶせ寝はあおむけ寝に対し約3倍、人工栄養法は母乳栄養法に比べて約4.8倍、喫煙習慣のある父母の子はそうでない子より約4.7倍程度、SIDS発症のリスクが高くなるという結果が出ました。
危険因子のひとつが、うつぶせ寝です。理由はうつぶせ寝の方がよく眠ることから、覚醒しにくくなるためと考えられております。自由に寝返りが打てるくらいに成長すれば、起こりにくくなると考えられます。ただし口や鼻の回りに柔らかいものがあるとSIDSの誘因となりうるので、寝返りを打つようになったら、布団を固いものにするなどの配慮が必要です。人工栄養法が母乳栄養法に比べてリスクが高いのは、人工乳に問題があるためではありません。SIDSのほとんどは、赤ちゃんがひとりで部屋にいる時に発生しています。母乳の場合は、母親が側にいて、赤ちゃんと触れ合う機会が多いので、SIDSを起こりにくくすることになるのです。また母乳は舌を使って飲むため、気道を支える口腔筋が鍛えられ、強くなりますので、呼吸に何らかの異常が起きた場合でも、回復しやすいと考えられます。さらに、母乳には免疫物質が含まれるため、SIDSの誘因となる風邪をひきにくくする効果もあります。たばこの一番の害は神経毒であるニコチンです。たばこを吸うと血管が収縮して血流が下がり、胎内にいる赤ちゃんに十分な酸素や栄養が行き渡らなり、出生児体重も低い傾向にあります。呼吸中枢にも影響を及ぼします。
SIDSのはっきりした原因は分かっていませんが、睡眠時に起こる無呼吸からの覚醒反応の遅延が最も考えられています。「体動センサ」は、乳児の睡眠時の無呼吸を監視する装置です。1歳未満の乳児の、呼吸を含む運動を継続的に感知し、運動が20秒間停止する、または1分間に10回未満になった場合に警告音と赤いランプで知らせます。
【赤ちゃんの『ビタミンK2シロップ』予防投与について】
ケーツーシロップは、赤ちゃんに起こりやすい出血を防ぐためのお薬です。ビタミンKは血液を固めるために必要なビタミンです。ビタミンKが不足すると出血し易くなります。
大人では腸内細菌が作ったビタミンKが利用されるのでビタミンK欠乏になることはめったにありません。ビタミンKは胎盤を透過しにくいため、産まれてくる赤ちゃんには微量のたくわえしかなく腸内細菌でつくりだす能力も弱いのです。そこで予防投与のために、入院中と1ヶ月健診(合計3回)ビタミンK2シロップの投与を行っていますが、3回投与してもビタミンK2欠乏症を発症する赤ちゃんもいるため、日本小児科学会でも生後3ヶ月まで毎週1回ケイツーシロップを投与する方法を勧めています。
詳細は、こちらをご覧ください。
入退出システム
セキュリティーカードリーダーによる 入退出システムを院内随所に設置しています。
入院患者さま、および新生児の安全は24時間体制で管理しています。