3/1『子育てのマザークラス』を開催しました2022/03/02
赤ちゃんの育児で大切なことをテーマに、成田赤十字病院の新生児科、戸石先生より
・予防接種
・コロナウィルス
・事故予防
・小児科受診の仕方
を含め、最新の情報を様々な視点からお話をして頂きました。
参加して頂いた妊婦の皆さま、ありがとうございました。
次回のオンライン『子育てのマザークラス』開催は6月予定となります。
日程は今後お知らせします。
貴重なお話が聞けますので、皆さまご参加お待ちしております。
赤ちゃんの育児で大切なことをテーマに、成田赤十字病院の新生児科、戸石先生より
・予防接種
・コロナウィルス
・事故予防
・小児科受診の仕方
を含め、最新の情報を様々な視点からお話をして頂きました。
参加して頂いた妊婦の皆さま、ありがとうございました。
次回のオンライン『子育てのマザークラス』開催は6月予定となります。
日程は今後お知らせします。
貴重なお話が聞けますので、皆さまご参加お待ちしております。
ケーツーシロップは、赤ちゃんに起こりやすい出血を防ぐためのお薬です。ビタミンKは血液を固めるために必要なビタミンです。ビタミンKが不足すると出血し易くなります。
大人では腸内細菌が作ったビタミンKが利用されるのでビタミンK欠乏になることはめったにありません。ビタミンKは胎盤を透過しにくいため、産まれてくる赤ちゃんには微量のたくわえしかなく腸内細菌でつくりだす能力も弱いのです。そこで予防投与のために、入院中と1ヶ月健診(合計3回)ビタミンK2シロップの投与を行っていますが、3回投与してもビタミンK2欠乏症を発症する赤ちゃんもいるため、日本小児科学会でも生後3ヶ月まで毎週1回ケイツーシロップを投与する方法を勧めています。
『ビタミンK2を投与しないとどのような出血症を起こすの?』
「新生児ビタミンK欠乏性出血症」
産まれてから7日までに起こります。
特に生後2~4日目くらいに起こりやすく、消化管での出血が多いため
血を吐いたり便に血液がまじったりします。
「乳児ビタミンK欠乏性出血症」
産まれてから3週間~3ヶ月の間に起こります。8割以上が頭の中に出血するため、
不機嫌・嘔吐・けいれんなどの症状が見られます。
『K2シロップ予防スケジュール』
病院で入院中に2回K2シロップを内服させます。
退院後は自宅で1週間毎に計11回内服させます。入院中に11回分お渡しします。
毎週何曜日に飲ませると決めるとよいでしょう。
ビタミンK2シロップの予防投与についての質問
Q:吐いたり飲みこぼしてしまったらどうしたらいいですか?
少量のみの場合は問題ありません。半分以上こぼしたと思われる場合は
新しいシロップを内服させてください。
Q: 内服させたことを忘れ間違えて2回分内服してしまいました。
大丈夫です。次の週も予定通り内服させてください。現状においてビタミンK製剤経口
摂取によるビタミンK過剰症は報告されていません。
Q: 内服させるのを忘れてしまいました。どうしたらいいですか?
その日に内服させ、飲ませる曜日を変更しましょう。
Q:完全人工乳や混合栄養の場合も3か月飲ませたほうがいいでしょうか?
1か月検診の時点で人工栄養が主体(おおむね半分以上)の場合は、それ以降の
ビタミンK2シロップを中止してもよいとされています。
(参考:日本小児科学会新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症に対するビタミンK製剤投与の改正ガイドライン)
ご不明な点がありましたら遠慮なくスタッフまでご質問ください!