第8回母子栄養懇話会学術集会

2022年6月4日(土)9:10~17:00  Zoom 開催予定


産科医療にいかそう!栄養の知と技

 
 

ごあいさつ

 
 「母子栄養懇話会」は産科に関わる医療者が、次世代に重要な影響を与える「妊産婦の適正な栄養」を、一丸となって達成することを目的に2013年10月に発足したNPO法人です。今年の第8回母子栄養懇話会学術集会は「産科診療に生かそう! 栄養の知と技」をメインテーマに4名の著名な先生方のご講演を中心に開催致します。
 昨年3月に「妊娠中の体重増加指導の目安」が新規策定されました。これは近年日本の若い女性のやせと、出生体重が2,500g未満の低出生体重児が増加していることやDOHaD説を懸念してのことと思われます。新しい目安についての傾向と対策についても意見の交換を行いたいと思います。本会が周産期の現場で活動されている皆様の有意義な学びの場となるよう、鋭意努力いたします。多数のご参加をお待ちしております。
 

NPO法人母子栄養懇話会理事
第8回母子栄養懇話会学術集会会長
みらいウィメンズクリニック院長 茆原 弘光

 

● 妊娠中の体重増加量の目安 1)
低体重、普通体重において新基準ではそれぞれ推奨量が3kgずつ増加していました。
肥満は1度と2度に分けられ、肥満1度では新たな推奨量が設けられました。

● 低出生体重児の割合 2)
2500g未満の低出生体重児は、低体重、普通体重、肥満の各体格群でそれぞれ8.6%、5.4%、3.7%存在していました。
また、それぞれの体格群で、低出生体重児を出産した体重増加不良の妊婦は97.6%、84.1%、61.9%存在していました。

● 母体体重増加量と新生児体重 3)
妊娠中の母体体重増加量と新生児体重との関係です。
妊娠中の母体増加量は8~10kgが最も多く、体重増加量が大きいほど新生児体重は大きい傾向にあります。

【出典】
1) 公益社団法人 日本産婦人科学会,妊娠中の体重増加指導の目安について
2) 茆原弘光,第45回日本女性栄養・代謝学会学術集会,新生児体重と妊婦の体格および妊娠中の体重増加量との関連-妊娠中の推奨体重増加量の新基準での検証-

 

受講内容

9:10~9:20  開会式
 
9:20~10:00 会長講演
「産科診療にいかそう!栄養の知と技」
医療法人社団愛好会みらいウィメンズクリニック 院長 茆原 弘光
 
10:15~11:15 特別講演
「栄養指導におけるAIの活用」
神奈川県立保健福祉大学 学長 / 公益社団法人 日本栄養士会 代表理事会長 中村 丁次
 
11:30~12:30 教育講演
「栄養管理とプレコンセプションケア」
女子栄養大学栄養学部 教授,女子栄養大学大学院 研究科長 武見 ゆかり
 
13:10~14:10 スポンサードセミナー
「子宮内フローラとラクトフェリン:細菌と免疫と妊娠」
Varinos株式会社 桜庭 喜行
 
14:15~15:35 招請講演
「妊産婦の栄養アセスメント」
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所,国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部 部長
瀧本 秀美
 
15:50~16:50 教育講演
「免疫と臨床栄養」
日本医科大学大学院微生物学免疫学教室 准教授 根岸 靖幸
 
16:50~17:00 閉会式
 
CLoCMiPレベルⅢ認証 アドバンス助産師更新申請可能な選択研修
 

お申込み

母子栄養懇話会ホームページよりお申込ください
 
● 参加費用
当日Zoom参加    : 会員 5000円 / 学生 3000円 / 一般 7000円
アーカイブ配信のみ視聴 : 会員 6000円 / 学生 4000円 / 一般 8000円
 
● 申し込み締め切り
2022年5月27(金)まで
 
● プログラム抄録集冊子送付について
抄録集送付を希望の方は5月10日(火)までにお申込みとお支払いを完了願います。
抄録集はPDFでもダウンロードいただけます。
 

第8回母子栄養懇話会学術集会テーマソング

【ママと赤ちゃんの栄養の詩】
作詞:みらい職員 作曲:猫先生
 

当院のご案内

 当院は2011年12月に印西市の牧の原駅南口に開院し、これまでに約6200名の新しい命が「みらい」へ旅立って行きました。開院してからの10年間、私たちは患者様主体の医療を中心にすえて、地域医療、防災対策、児童虐待防止という3つの課題を掲げて医療活動を行なってまいりました。新しい「令和」の時代となった今、私たちはさらにこれら3つの課題をもう一度見直し、新鮮な医療サービスを提供できるように努力致します。
 
 みらいウィメンズクリニックの「みらい」は、私たちの病院で誕生する赤ちゃんの「みらい」を示します。そしてその赤ちゃんのお母さん、お父さん、ご家族の「みらい」も示します。さらには地域の皆様の「みらい」、働くスタッフとその家族の「みらい」でもあります。みらいウィメンズクリニックを取り巻く人々の「みらい」が明るく、健康であることが地域の活性化につながり、新しい令和時代の「みらい」へとつながるものと希望しております。

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